トレインスポッティング ヴィンテージ

90年代は、映画Tシャツが「グッズ」ではなく カルチャーそのものだった時代。

現在のような大量生産のライセンス商品とは違い、映画公開のタイミングで限られた数量だけ制作されることが多かった。


『トレインスポッティング』も例外ではない。

当時、こうしたTシャツはレコードショップや映画館、一部のセレクトショップなどで販売されていた。

しかしその多くは、オリジナルなのかブートなのか曖昧なものだった。


当時の日本ではまだ“ブートレグ”という概念も一般的ではなく、店頭に並ぶものはすべてオリジナルのように見えていた。

いま振り返れば、それらは90年代カルチャーを閉じ込めた記録媒体だったのかもしれない。

このTシャツに使われている DELTAボディ は、90年代後半の映画Tシャツでも比較的よく見られるタグで、ヨーロッパで使用されていた SCREEN STARS などと並び、当時の映画マーチャンダイズにも多く使われていたボディのひとつだ。


そして、このTシャツで最も重要なのが

© 1996 CHANNEL FOUR FILMS

のコピーライト。

これは映画公開当時のオフィシャルマーチャンダイズである証でもある。

古着の世界では、このコピーライトの有無がその価値を大きく左右することはよく知られている。


そして30年後。

『トレインスポッティング』は再び動き始めている。


Behind the Scenes® は現在、英国 CHANNEL FOUR FILMS との正式契約のもと、この作品のオフィシャルTシャツ復刻プロジェクトを進めている。


ヴィンテージから始まり、
そして次の世代へ。


カルチャーは、こうして受け継がれていく。